Emiとスタッフ山崎、 OURHOMEのモノづくりについてはなしてみました。



2012年からモノづくりをはじめたOURHOME。
はじめは、Emiひとりでのスタートだったのが、
今ではスタッフ9名とともにモノづくりや検品・梱包・お届けまでを行なっています。

「整理収納バイザーとしての葛藤…」「そこまでこだわるの!?」など、
Emiとスタッフ山崎が、お互いはじめて打ち明ける話しも。

4年間一緒にモノづくりを行う2人が、
OURHOMEのモノづくりについて話してみました。




「モノづくりの根っこにあるのは”家族のコミュニケーションをつくる”こと」

Emi
私は前職が株式会社千趣会(ベルメゾン)で、収納用品の企画を8年経験していたから
独立して、OURHOMEでモノづくりをはじめたのは自然な流れだったのかなって思ってるよ。

でも、こんなにオリジナル商品の数が増えるとも、
法人化して、スタッフと一緒にモノづくりをするようになるとも思ってもみなかった!
自分では想像もしていなかった場所にいるな〜というのが正直な気持ち。

お客さまから「OURHOMEって何屋さんですか?」と
聞かれる日が来るなんて、まったく想像してなかった(笑)。
 


山崎
確かに、書籍12冊にテレビ出演にセミナー、企業様とのコラボ、
OURHOMEのオンラインショップではバッグにアクセサリー、ペンキ、家具まであるし、

ジャンルを見ると何屋さん?という感じかもしれないですね。笑。



Emi
そうやんね〜。笑。でも、私はOURHOMEの活動の、
すべての根っこにあるのは「家族のコミュニケーションをつくる」ことだと思ってて。

「Emiさんの本を夫と一緒に見て片づけのやる気が湧きました〜!」
「子どもと一緒に塗るペンキを、落書きしちゃった壁に塗ったよ〜」
「親子で使えるコサージュ、入学式で一緒に使えて思い出ができた!」


お客様からそう言っていただけることが、何よりうれしい!
一見、バラバラに見える活動も、すべては「家族のコミュニケーション」のきっかけになれたらな!って。

ちょっと話がズレちゃったけど、「モノづくり」の話に戻ると、
お客様にも、OURHOMEのモノだけを使ってほしいとは全然思っていなくって。

もちろん、OURHOMEの商品は自信を持ってつくったものばかりだけれど、それが全てじゃなく、

「家族のコミュニケーションをつくること」の切り口のひとつが、モノづくりという感じかな。




「整理収納アドバイザーだから感じる葛藤…。」

Emi
実は、OURHOMEとしてモノづくりをはじめた7年前からつい最近まで、ずーっとちいさな葛藤があったの。

私としてはオンラインショップをはじめることは、前職からの自然な流れだったけれど、

昔からのブログの読者さんからすれば、モノを減らして片付ける「整理収納アドバイザー」としての私を知って応援してくださる方が多かったから、

モノづくりをして販売をし、お客様にお届けするということに、
「本当にこれでいいのかな…」と少し葛藤があって。

でも、根っこにあるのは「家族のコミュニケーションをつくりたい」という思いだし、
本当にいいと思えるモノを考え抜いてつくってきたっていう自負もあるから、ずっと複雑な気持ちだった。

ただ売りたい!ただ買ってほしい!という気持ちではなくて、
本当に必要なものをできるだけ過不足なく世の中に生み出すんだ〜って気持ちがあるけれど、
それをちゃんと伝えられているかな…って。

でも、このあいだ、10個目のバッグをつくったときに、山崎から
「これだけがんばってきて、やっぱりバッグづくりは自信があります!」と言われたとき、

「そうだ!私もOURHOMEのモノづくりに自信を持ってるし、それを自信を持ってお伝えしたい!」

と心から思うようになった。


山崎
Emiさんと一緒に、本当に考え抜いてモノづくりをしてきたからこそ、
自信があると言えるまでになったんだと思います。




「そこまでするの?と最初は思っていました。」

山崎
OURHOMEが商品をつくるうえで、一番こだわっているのは、
「自分たちが本当にほしいものか」という部分
ですよね。

販売スケジュールありきの企画じゃなくて、
自分たちが心からほしい!と思えるモノができたらお届けする!という感じ。

私も前職で、通販のモノづくりをしていたので、
予定ありきではないモノづくりに、最初はびっくりしました。
 

Emi
期限を決めていないことが必ずしも良いとは言えないかもしれないけれど、
足いくまで突き詰められるからこそ、お客さまに自信をもって届けられるんだと思う。
 

山崎
OURHOMEで働きはじめた当初は、
正直「そこまで考えるの!?」と思っていました。笑。
「もう完成では?」と感じるものでも、
ファスナー部分の細かさをミリ単位で変更したり、ストラップの形状にひと工夫加えたり…。
 

Emi
自分でも、細かすぎるこだわりがあるのはわかってるんだけど…(笑)
 


山崎
でも、Emiさんの「もっと良くできるんじゃないか!」という姿勢があるからこそ、
自分たちが心の底からほしい!と思えるものができていると思います。

いつの間にか、Emiさんのモノづくりへの姿勢が自分のスタンダードになってきていて。

「女性らしく見えるように、もうあと1cm長くしたい!」なんて、
昔の自分が見たら「そこまでするの!?」とびっくりすると思います(笑)




「あ、OURHOMEのバッグを使ってくれてる!でも、声はかけられない(笑)」

山崎
街でOURHOMEの商品を使ってくれている方を見ると、本当にうれしくなります。

声をかけようかな〜といつも迷うんですけど、
私がOURHOMEのスタッフだって知らない可能性のほうが高いし…
だから遠くからそっと微笑んでます(笑)。
 

Emi
微笑んでるの?(笑)。

私は、前職では家の中で使う収納用品をつくっていたから、なかなか使っていいただいている様子を目にすることがなかったんよ〜。でも、今、こうしてバッグやTシャツを使っていただいているのを目にするとすごくうれしい!

やっぱり私も、話しかけられないんだけど(笑)。

 

「お客さまが、お客さまに説明してくれる。それがすごく不思議な感覚。」

Emi
西宮にあるSHOPでは、
「このストラップを、こうやってカバンにつけておくと、さっと鍵が出せてすごく便利なんですよ〜!」
とお客さまが、お客さまに説明してくださるシーンをよく見かけるんだけど、それがすごく不思議な感覚で…。

本当にいいと思ってくださってるからこそ、
おすすめしてくれるんだなって、すごくうれしいし、
OURHOMEとしてモノづくりをしてきて、本当によかったなと思う。

 



山崎
お客さまの声を直接聞ける場所があるのはうれしいですよね。
メールやお手紙を送ってくださる方もたくさんいらっしゃって、声をいただけるのは、本当にありがたいし、
私のモチベーションのひとつになっているなと感じます。
 


Emi
お客さまの声を感じられるからこそ、私もスタッフもいっそうがんばれるよね!
実は、代表もお客さまのコメントをマイノートに貼っているんだよ〜!

今日こうやって2人で話をして、
改めてお客さまの大切さを感じてる。

読んでくださっているみなさま、
メールやお手紙はもちろん、インスタの#や
コメントもぜんぶチェックしているので、
これからもたくさん声を聞かせてくださいね!